みなさんこんにちは!
博展 / 新人プランナーの川津と渡邉です。

【Quest ! 】は、都内を中心に新しい店舗体験やイベントについて川津と渡邉で実際に体験し、月1回更新でレポートしていくコンテンツです。

目次

  1. 今回の体験スポット TOUCH-AND-GO COFFEEとは?
  2. 出勤前に体験!
  3. ユーザーが発見している新たな楽しみ方 
  4. 終わりに

今回の体験スポット TOUCH-AND GO COFFEEとは?

第3回目は、東京・日本橋にあるTOUCH-AND-GO COFFEEについてお届けします。

「自分らしく働けるコーヒー」というテーマを掲げている一方で、ビジネスパーソン以外の間でも発展しているTOUCH-AND-COFFEEを体験してきました。 緊急事態宣言下ということもあり、前回予告させていただいたスポットから変更してオフィスの近くで体験をしてきました。

アクセス:東京メトロ東西線、銀座線、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅 C2・D4出口を出てすぐ

※TOUCH-AND-GO COFFEE : Google map

サントリー食品インターナショナル株式会社が運営するTOUCH-AND-GO COFFEEは2019年6月にオープンしたテイクアウト専門のボトルスタイル・カフェで、サントリーの看板商品の一つであるBOSSがプロデュースした新型店舗です。

LINE内で注文から決済までが完結し、店舗では “ コーヒーを受け取るだけ ” というシステムが話題を呼んでいます。働き方やライフスタイルが変化し続けている今、自分のためだけにコーヒーを作ることができるスポットです。

⚫︎キーワードは『CUSTOM but FAST』

TOUCH-AND-GO COFFEEは『CUSTOM but FAST』すなわち[ 自分で選べるのにすぐに受け取れる ]というコンセプトが重要な要素となっています。

「CUSTOM」はロースト具合や数種類のフレーバーなどの組み合わせの自由度やボトルのパッケージデザインが自分でできる部分で表現し、「FAST 」は注文から決済までがLINEで完結することで商品提供までの速さと心理的ハードルを下げることで表現しています。

出勤前に体験!

本サイトを運営している私たち博展は東銀座にオフィスがあるので、実際の出勤前に日本橋の店舗に立ち寄って体験してきました!
テレワークも増えている中での貴重な出社のタイミングを少し特別にしたいと思います。

⚫︎注文フロー

❶LINEでTOUCH-AND-GO COFFEE公式アカウントを友だちに追加します。 「次へ」のボタンに従い使い方を学んだ後、早速注文に移っていきます。

❷ドリンクを6つの要素を選択して味を決めます。

ひとつずつ選択肢が出てくるので、イラストに沿って迷わず直感的に決めていくことができました。 もちろん最後には選択結果が一覧で表示されるので、最終調整も可能です!

288通りの組み合わせがあります!
この時、様々なサイドメニューを注文することもでき、バレンタインなどの季節に合わせたメニューなどもあります。

お菓子単体だけでなく、BOXでの購入も可能です。

❸ボトルのデザインを選びます。

バナーには有料のスペシャルデザインもあります。 ラベルデザインはその都度変えられるので、気分に合わせて変えたり、誰かをイメージして作ることもできます。

❹受け取り時間と支払い方法を設定します。

通勤の道中で注文すれば、待ち時間なく出来立てを受け取ることができますね。支払いはクレジットカードかLINE PAYの2種類のみで、現金は使用できません。

キャッシュレスが進む世の中に合わせてという面だけでなく、店舗での受け取りの際のオペレーションレスにも繋がっています。

店舗がオープンしたのは2019年ですが、非接触 / 滞在時間の削減は結果的にはコロナ禍の現在に合致したシステムとなりました。

❺受け取りロッカー番号を受け取ります。

画像もその都度生成されていて、期待感が高まります。画像は正方形なので、そのままInstagramに投稿している方もいました。

今回は「HAKUTEN」と「QUEST!」で挑戦します!

⚫PICK UP

東京メトロ / 日本橋駅D4出口の目の前のビルの右側にある道を直進すると立て看板があります。
出口から出ただけでは見えないので注意です!

余談ですが筆者は方向音痴なので、最寄りの出口からの行き方を毎回詳しく書くようにしています。

外観からはキッチン部分も見えますが、店内はかなりコンパクトです。 また、店内外の2つのモニターには受け取り待ちの番号とラベルネームが表示されています。

指定の番号のロッカーを開けると、コーヒーの受け取りは完了です。 ロッカーの解錠であったりLINEとの認証はなく、そのまま受け取ることができるので、かなりスムーズです。

バレンタインが近かったこともあり、ハート柄の限定パッケージでした。 フレーバーと同様に、こちらも季節のイベントに合わせたデザインがあるので、注目してみてくださいね。

ロッカーの解錠が無認証なのはオペレーションの兼ね合いから決定されたそうですが、受け取りがスムーズな点とは別に、個人的には「親近感を生み出す」という効果を感じました。

カスタマイズの過程を経たことで道中だんだんとコーヒーに愛着が湧いてきているので、無認証で開くロッカーはコーヒーが待っていてくれるような気持ちになります。

オペレーションレスによる工程のどれもが、結果的には「受け入れてくれている感」の演出に繋がっており、体験のほとんどがオンライン上なのにも関わらず、最後には不思議と親近感が残りました。

⚫︎今回のカスタマイズ

[ 川津 ]

私はさっぱりとした味わいが好みだったので、ベースを豆乳にしてフルーティータイプのラテを作りました。

フレーバーのキャラメルは少し甘い方がよりキャラメル感が出て美味しいと思うので、フレーバーを付ける方は甘さひかえめor通常をオススメします!

BASE|ベースドリンク‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ブラック / ラテ
COLD / HOT|コールド / ホット‥‥‥‥‥‥‥コールド / ホット
MILK TYPE|ミルクタイプ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥通常 / 低脂肪 / 豆乳
COFFEE TYPE|コーヒータイプ  ‥‥‥‥‥‥ロースティー / フルーティー
SWEETNESS|甘さ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥無糖 / ひかえめ / 通常
OPTION FLAVORS|フレーバー   ‥‥‥‥‥‥無し / チョコレート / キャラメル / ヘーゼルナッツ

[ 渡邉 ]

私はシンプルな甘さ控えめのラテにしました。 「ひかえめ」と言いながら甘味の強いコーヒーも世の中にはありますが、本当に「ひかえめ」に甘い感じだったのでちょうど良い塩梅でした。

ロースティーですが、それほど苦味の強い深入りではなかったので、酸味が苦手な方はあっていると思います。

BASE|ベースドリンク‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ブラック / ラテ
COLD / HOT|コールド / ホット‥‥‥‥‥‥‥コールド / ホット
MILK TYPE|ミルクタイプ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥通常 / 低脂肪 / 豆乳
COFFEE TYPE|コーヒータイプ  ‥‥‥‥‥‥ロースティー / フルーティー
SWEETNESS|甘さ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥無糖 / ひかえめ / 通常
OPTION FLAVORS|フレーバー   ‥‥‥‥‥‥無し / チョコレート / キャラメル / ヘーゼルナッツ

⚫︎LINEが下げるボトルスタイル・カフェへのハードル

TOUCH-AND-GO COFFEEへの親近感を高めている別の要素として、LINEを利用していることも大きいと感じました。

現在LINEには多くのユーザーがいて、暮らしの中にコミュニケーションツールとして浸透しています。そのLINEを利用することで、新しい体験へのハードルがかなり低くなっていました。実際、TOUCH-AND-GO COFFEEは大々的な宣伝をしていないにも関わらず、約20万人(2021年2月時点)が登録をしています。

たとえ新規の利用者であってもLINEの既存ユーザーなので、注文がトーク画面のチャットボットを利用して行われることも、LINEの画面デザインや仕様に慣れているおかげでかなりスムーズに進むことができます。

ユーザーが発見している新たな楽しみ方

TOUCH-AND-GO COFFEEは、公式サイトにもあるように「自分らしく働けるコーヒー」をテーマのひとつとして掲げていますが、カスタマイズできるラベルデザインをきっかけにSNSを通して大きく広まりました。

ここでは、ユーザーが発見した楽しみ方をいくつかご紹介します。

⚫︎「推し活」のためにオリジナルボトルを作る

InstagramやTwitterでは、「推し」をイメージしてラベルをカスタマイズしたボトルとグッズを一緒に収めた写真の投稿が多くされています。

これはTOUCH-AND-GO COFFEEの新しい楽しみ方の走りとして、主にアイドルファンの間で急速に広まりました。 作成されたボトルを持ち帰ってライブの銀テープを入れたり、ラベルをスマホケースに入れたりなど、色々な楽しみ方が独自に発展しています。

デザインがシンプルなことや簡単かつお手頃に形にできることで様々な界隈で楽しみ方が広がりました。

※推し:好きなコンテンツにおいて、自分が特に応援している対象のこと
※推し活:推しのために行うあらゆる活動

⚫︎インテリアとして活用

ボトルをハーバリウムの容器として利用している方や、ビーズやライトなどを入れてインテリアアイテムにしたり、お花を入れて花瓶として利用される方もいました。
名前を入れてプレゼントの一つとして送る使い方も見られたので、もらったボトルの活用法としても良いかもしれません。

飲んだ後も楽しめるとてもいいアイデアですね! 私たちも自分なりのボトルの活用法を見つけてみたいと思います。

終わりに

今回はTOUCH-AND-GO COFFEEでの体験の様子をお届けしました。

カスタマイズしたコーヒーを受け取るというシンプルな体験の中に、細かなこだわりを感じ、それが多くの人に届いて様々な楽しみ方が生まれています。
出勤前に自分好みのコーヒーを飲みたい人だけでなく、”推し活”を楽しむアイテムとして、また大切な人に送るプレゼントとして、様々な使い方ができる余白があることが広く広まったポイントの一つではないでしょうか。

また、将来的にボトルの形やドリンクのサイズなどカスタマイズできる要素が増えていけば、枝分かれ的により多くの発展系が生まれるかもしれません。 現在は日本橋の1店舗のみですが、今後全国に展開し、地域性と合わさった新たな展開も期待してしまいます。

ユーザー発信で新しい楽しみ方が生まれていくTOUCH-ANDO-GO COFFEEをこれからも注目ていきたいです。