皆さんこんにちは!
Think EXperience編集部の大村です!

【Quest ! 】は、都内を中心に話題のイベントや新しくオープンした商業施設をTHINK EXPERIENCE編集スタッフが実際に体験し、レポートしていくコンテンツです。

目次
・今回の体験スポット「OGAWA COFFEE LABORATORY下北沢」とは?
・豆だけでなく、道具までも自分で選ぶ
・自分の手でコーヒーを淹れる体験!
・京のおもてなし精神を受け継いだ店舗空間
・プロのバリスタと自分だけの特別な1杯を探す「LABORATORY」体験

「OGAWA COFFEE LABORATORY下北沢」とは?

第14回目は「OGAWA COFFEE LABORATORY 下北沢」での体験の様子をレポート!

2021年7月30日にオープンしたばかりの新しい店舗で珈琲を淹れる体験をしてきました!

What is「体験型ビーンズサロン」?

京都に本店を持つ「小川珈琲」のフラッグシップ第2号店として下北沢にオープンした「OGAWA COFFEE LABORATORY 下北沢」。

珈琲豆を選び、バリスタの方と会話をしながら豆の挽き方やコーヒーの淹れ方まで自分で選び、実際にコーヒーを淹れるという特別な体験ができます。

本格的に「焼く、挽く、注ぐ、淹れる、計る」の5つのステップを自分自身で体験することで、自宅での珈琲体験をより豊かにすることを目指しているそう。

今回私たちも人生初の「豆を挽き、自分でコーヒーを淹れる」という体験を通じて、毎日飲んでいる珈琲の魅力に改めて触れることができました。

豆だけでなく、道具までも自分で選ぶ

店内はすごくシンプルで落ち着いた空間。
入店前にしっかり検温と手指消毒を済ませ、カウンターに向かいます。

「OGAWA COFFEE LABORATORY 下北沢」では必ず1組につき1人のバリスタが担当し、深くコミュニケーションをとりながら、珈琲豆の種類や淹れ方のコツなどを紹介していただくほか、自分の好みに合わせた珈琲を淹れるためにたくさんのアドバイスをしてくれます。

珈琲豆を選択!

最初に珈琲豆を選択します。
21種類の豆が常備されており、そのほかにも週替わりで提供している4種類のスペシャルな豆をご紹介いただきました。

自分の好みをバリスタさんに伝え、オススメの豆をいくつかセレクトしてもらいます。

酸味や苦み、飲みやすさのバランスをチャート化した「Flavor Compass」を眺めながら、自分の好みに一番近い豆を選択しました!

今回私たちが選んだ豆はこちら

中:パナマ デボラ イルミネーション

パナマのゲイシャという品種で、週替わりのセレクト豆。華やかな香りと青リンゴのような爽やかな酸味が特徴。100gなんと8640円する高級な豆です。

大村:インドネシア ウーマン イサク オランウータンコーヒー

インドネシア原産の豆で、クローブのようなスパイシーな風味とキャラメルのような甘みがあり、芳香なコクがあることが特徴。選ぶことで、絶滅危惧種のオランウータンの保全活動へ寄与できるコーヒーです。

器具を選択

続いて珈琲をおいしく淹れるための器具を選びます。

豆を挽くグラインダー、珈琲を落とすためのドリッパー、お湯を注ぐケトルやポットまで、普段は高価でなかなか手を出せないものや、海外のみの取り扱いで日本では手に入れにくいものなど、様々な器具を扱うことができワクワクしました。

知識ゼロでもバリスタさんが器具の特徴を細かく教えてくれるので、安心してくださいね。

今回私たちはこの組み合わせにしました!

<中 セレクト>

<大村 セレクト>

自分の手でコーヒーを淹れる体験!

いよいよ実際に珈琲を淹れてみます。

①豆を計る

まずはあらかじめ選んでいた豆を計ります。

今回は2人分、20グラムを計量しました。
タイマーと計量を同時に行える、珈琲に特化した計りを使用したのですが、この商品はなかなか高価な代物だそう。

たしかに、珈琲は時間をかけてじっくり淹れる飲み物なのでタイマーは必須。コーヒー通の方々の中ではかなりの優れものとして人気を誇る、とても便利な商品です。

②豆を挽く

今回私は電動で、中は手動で豆を挽いてみました。

豆を挽く時の挽き目はバリスタの方にお任せし、1番おいしく飲める挽き方をアドバイスしていただきました。豆は荒く挽くと薄めに、細かく挽くと濃いめの仕上がりになるそうです。

実際に豆を手動で挽くのには予想よりも力が必要でしたが、一度スムーズにできるとガリガリする感触が心地よく、意外と簡単にできました。

このグラインダーの価格は4万円ほどする非常に質のいいもので、一般的なグラインダーよりも非常に滑らかに豆を挽くことができます。

挽き終わった豆は非常に香り高く、大村セレクトの豆は苦みのある香りが、中セレクトの豆はかなり酸味の強いフルーティーな香りがしました。

③お湯を注ぐ・珈琲を淹れる

いよいよ、コーヒーを淹れる上で最も大切と言っても過言ではない“ドリップ”の作業に移ります。淹れ方はお湯の注ぎ方やタイミング、1回で注ぐお湯の量まで細かく決まっており、

おいしいコーヒーを淹れるために優しく丁寧に作業する必要があります。

珈琲をおいしく淹れるためにお湯は91度で沸かします。珈琲は89~93度が適温で、注ぐお湯があまりに熱すぎると嫌な苦みが残ってしまい、美味しいコーヒーはできないのだとか。

<中のチャレンジ>

ORIGAMIという折り紙のような形状の陶器製ドリッパーを使用。20のリブ(溝)がドリッパーとペーパーの間に空間を作り、お湯がスムーズに抜けるのだそう。

まず全体にお湯を注いで蒸らしてから、500円玉ほどのサイズでやさしく60gずつ4回に分けて抽出していきます。

60gのお湯を10秒程度かけて注ぐのですが、

お湯の調節が非常に難しく、苦戦しました。

バリスタの方もポットの扱いはかなり練習するのだとか。

最後の1回は500円玉サイズよりやや大きめに注ぎ、抽出は終了。

<大村のチャレンジ>

今回私は布製のフィルターを使用しました。

ペーパードリップは油分をカットするので、さっぱりした味わいになるのに対し、布のフィルターを使用するとねっとりしたコク、味わいが広がるのだそう。

いよいよドリップ。

まず全体にお湯をやさしく注いで蒸らします。続いて10円玉サイズの円を描くように、60グラムずつ3回に分けてお湯をゆっくり注いでいきます。

最後の1回は中心にのみ60gのお湯を注いで完成です。

時間を気にしながら、一度に注ぐお湯の量も気にする必要があり、非常に難しかったです。

こぽこぽと泡を立てる珈琲を見ているのは、なんだか非常に癒されましたね…。

④飲み比べ

完成した珈琲は飲み比べをさせてもらいます。

中セレクト ▶かなりフルーティーで青リンゴのような酸味がある

大村セレクト▶苦みが強いが渋さはなく、かなり飲みやすい

両方に共通して、この珈琲は冷めても非常においしくいただけました。冷めることでさらに味わい深くなり、風味も変化したように感じます。

自分でイチから淹れた特別なコーヒーは格別でしたね。

OGAWA COFFEE LABORATORY下北沢では珈琲豆を100g単位での購入が可能です。今回の場合は20gを試飲したので、残りの80グラムは

①持って帰る

②お店にリザーブし、再度来店した際に別の方法で淹れてみる

③お店で挽いて粉にしてもらい、持ち帰る

の3パターンから用途を選ぶことができます。

OGAWA COFFEE LABORATORY下北沢では常に最適な状態の豆を楽しめるようにアプリで在庫管理するリザーブシステムが利用可能。豆そのものをキープしているのではなく、グラム数を記録して管理しているため、残りのグラム数に応じて新しい豆を用意してもらえるのもうれしいポイントです。

今回私は自宅に器具はないものの、いち早く家族と珈琲を楽しみたかったため③を、中は②を選択し、次回コーヒー好きのお友達と来店し、いろいろな淹れ方を試してみるそうです。

店舗では他にもテイクアウトドリンクや、珈琲によく合うスコーンの販売もしており、カジュアルにも利用できます。珈琲の香りを楽しみながら朝活をするのに最適ですね!

京のおもてなし精神を受け継いだ店舗空間

OGAWA COFFEE LABORATORY下北沢の店舗・接客はいたるところにおもてなしの精神が宿っており、非常に心地よい時間を過ごせます。

京都の職人たちが持つおもてなしの精神からインスピレーションを受けた空間は、細部までこだわりが詰まっていました。

OGAWA COFFEE LABORATORY下北沢のカウンターには、何一つ珈琲ツールや珈琲豆が置いてありません。机の上に珈琲を淹れる器具が次々にそろっていく様子も楽しめますね。

また、珈琲豆を収納している蔵は着物の袖合わせから着想を得て両開きになっており、祇園祭の提灯紙を手掛けた「名尾手すき和紙」に特注した和紙で表装するなど、本店のある京都の美意識もさりげなく表現しているそう。

バリスタの方と、ここまで密にコミュニケーションできるのもOGAWA COFFEE LABORATORYならでは。

「ご自宅で淹れる珈琲を美味しくしたい」という想いのもと、自分好みの珈琲豆だけではなく、器具の選定や抽出方法まで体験することで、1杯の珈琲が出来上がるまでの奥深さを堪能できました。

1対1で丁寧なレクチャーを受けられるのも、OGAWA COFFEE LABORATORY下北沢の大きな魅力ですね。

プロのバリスタと自分だけの特別な1杯を探す「LABORATORY」体験

今回は下北沢の“体験型ビーンズサロン”「OGAWA COFFEE LABORATORY 下北沢」での体験の様子をレポートしました。

「OGAWA COFFEE LABORATORY 下北沢」での、色々な種類の豆や珈琲ツールを試し、手間暇かけて、自分の手で珈琲を淹れるという体験は、他では味わうことのできない、わくわくする体験でした。プロに淹れてもらうのとはまた違い、一度自分の手で生み出す特別感を味わうと、「もっとおいしく淹れるにはどうしたらいいのだろう?」と色々なバージョンを試してみたくなります。

店舗での感動を持ち帰って、今度はおうちでも実践してみる。そして私だけのお気に入りの一杯を見つけるまで、何度も店舗に通って自分の好みの淹れ方を追究できる。

そのための器具や環境が整っているのも、この店舗ならではの魅力ですね。

大学の研究室にはその道のプロである教授がいるように、OGAWA COFFEE LABORATORY 下北沢ではプロのバリスタが気軽に相談にのってくれる。珈琲セミナーとも、カフェや珈琲豆専門店とも違う、まさに「LABORATORY」の名前にぴったりの空間だと感じました。

withコロナでおうちカフェがトレンドの今、そんな身近なラボ体験を通して、あなただけのオリジナルのコーヒーをドリップしてみては?

概要「OGAWA COFFEE LABORATORY 下北沢」
住所    :東京都世田谷区北沢3-19-20 reload1-1
営業時間  :8:00~20:00(L.O. 19:30)
ウェブページ:www.oc-ogawa.co.jp/ocl-shimokitazawa/
リリース  :www.oc-ogawa.co.jp/news/1042/