国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞 「GOOD DESIGN AWARD 2025」にて博展がブランディング・デザイン・制作を手掛けた4プロジェクトとクリエイター個人活動1プロジェクトが受賞

株式会社 博展(本社:東京都中央区、代表取締役社長:原田 淳)がブランディング・デザイン・制作を手掛けた4プロジェクトと、博展に所属するクリエイティブディレクター / デザイナーの歌代 悟氏が個人で手掛けた1プロジェクトが「GOOD DESIGN AWARD 2025」(主催: 公益財団法人日本デザイン振興会)にて2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。

グッドデザイン賞とは

1957 年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモー ションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図 るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシ ンボルである「G マーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
https://www.g-mark.org/

受賞実績のご紹介

地域と職人の誇りを未来へ繋げる活動
豊岡鞄マーケティング・ブランディング・PR活動

<実績概要>

豊岡を代表する地域認証ブランド「豊岡鞄」が培ってきた地域と職人の誇りを未来へ繋げる約3年間の活動。関係者間での相互理解・ビジョン協議・共有により抽出された価値から品質にこだわる世界観を構築。高齢化や人材不足、消費者との関係希薄化といった課題と向き合い、地域と職人の誇りを基盤に認知・価値向上と経済的成果の両立を実現した。

<審査コメント>

全国の地域産業が衰退傾向にある中、未来への「前向きさ」をデザインした点が高く評価された。多岐にわたる関係者の合意形成を図り、ワークショップで将来ビジョンを策定し、やるべきことを明確にしたことは特筆すべきである。この粘り強い取り組みと地域全体を巻き込む手法は、日本のものづくり再興に向けた優れたモデルケースとなるだろう。特に「夢のかばん」プロジェクトは、単なるPR活動に留まらず、職人たちの誇りを再認識させ、地域にシビックプライドを深く醸成した。文化的価値と経済的成果を見事に両立させた、未来に続く力強いデザイン活動である。
引用元:https://www.g-mark.org/gallery/winners/29994?companies=e8f7d6b0-28c6-417e-8ae6-510d710c8752&years=2025

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▶︎本プロジェクトのSTORYは以下
1,200年続く兵庫県豊岡市の鞄産業の伝統を未来につなぐ、「豊岡鞄」ブランディングプロジェクトストーリー(前編)(後編)

コミュニティスペース
み〜つ

<実績概要>

閉館した新潟三越跡地の遊休地を活用した、期間限定の交流拠点デザイン。古町エリアの多様な人々(オフィスワーカー、地域住民、来街者など)が集い、交流を通じて地域を再発見。再開発への理解と地元とのリレーションシップ構築を図り、賑わいを創出するものです。
※本プロジェクトは2025年3月末で終了しています。

<審査コメント>

閉館した百貨店跡地を、再開発までの空白期間に地域の交流拠点として生かした点が好印象。廃バスの活用や可変什器の工夫により、住民が自ら関わりながら使える場を設計し、無理なく街の活性化へとつなげている。仮設でありながら、地域と開発を自然につなぐ仕組みとして評価した。
引用元:https://www.g-mark.org/gallery/winners/31314

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ブランドガイドライン
旭化成 エキシビション プレイブック

<実績概要>

展示会出展において、以下3点を目的とし運用するため、人間工学や心理学の知見を取り入れ、科学的根拠に基づいて設計された「プレイブック」を策定。
①:イベントとしての効果を最大化
②:人的・金銭的リソースの最適配分を実現
③:コーポレートブランドの統一と強化を図る

<審査コメント>

属人化や非効率が常態化していた展示会出展に対し、人間工学や心理学をも含む知見で整理し、「プレイブック」として体系化した点に強い説得力がある。従来の経験則から抜け出し、科学的にブランド体験を統一しつつ効率化を実現する仕組みは、他の企業や産業にも波及しうる普遍性を持つ。さらに什器やノウハウの再利用によってサステナビリティを高める点も評価に値する。展示会という一過性の活動を持続可能で戦略的なブランド形成へのエンジンへ転換している。
引用元:https://www.g-mark.org/gallery/winners/30172?companies=e8f7d6b0-28c6-417e-8ae6-510d710c8752&years=2025

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インフォメーション施設
PLAT UMEKITA

<実績概要>

新しい時代の価値観を体験型のイベントを通して楽しく伝える、うめきた公園のインフォメーション施設。暮らしを取り巻く様々なマテリアルを積極的に採用し、来訪者に都市や自然の素材への気付きを与える空間を目指した。パークサイドの開放的な心地よい空間で、これからの時代に必要なエシカルな感覚を養う体験の場を提供している。

<審査コメント>

巨大な映像モニターと様々な可動家具からなる開放的でフレキシブルな空間が、大らかな屋根下で公園と繋がり拡がる様は、単に情報提供だけを行うインフォメーション施設のイメージを一新しており、特に用がなくても公園と同様に長居してしまいそうである。また家具の素材や形態は、公園の土を利用したり石ころをモチーフにつくられており、公園との連続性が助長されている。体験型のイベント等も行う公園のようなインフォメーション施設が、公共空間での新たな振る舞いを創出していくことに期待が持てる。
引用元:https://www.g-mark.org/gallery/winners/33413?companies=29fba548-4de3-4471-9743-f9f8a7bd85c0&years=2025

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折り紙
SAWARIGAMI

※本実績は博展に所属するクリエイティブディレクター / デザイナーの歌代 悟氏が個人で手掛けたプロジェクトです。

<実績概要>

SAWARIGAMIは、折り紙という日本の伝統文化と、独自の特殊印刷加工技術「さわりがみ加工」を掛け合わせた新旧融合のMade in Japan商品です。2021年度東京ビジネスデザインアワード最優秀賞の受賞をきっかけに、株式会社新晃社と印刷加工の実験と商品企画・販売を目指すブランド「印刷加工実験室」を立ち上げ。試作を重ねて生まれたのが、2種類の特殊なニスを使用し、金型不要でエンボスのような質感を実現する「さわりがみ加工」(国内 意匠登録第1718183号/1718184号)です。折り紙に触り心地という新たな価値を付加し、新たな使用方法やユーザーの拡大を目指すと同時に、特殊印刷加工技術の普及を目指しました。

<審査コメント>

従来の折り紙は視覚的美しさが重視されていたが、「SAWARIGAMI」は触覚的要素を加え、視覚と触覚の双方で楽しめる体験を提供する。耐久性も向上し、折り曲げてもニスが割れない仕様となっている。触覚デザインは他製品への応用も可能で、デザイン業界に新たな潮流を生む潜在力を持つのではないかと思う。シンプルながら触れることで変化を楽しめる点は優れており、今後他ジャンルにも影響を及ぼし、多様な可能性を示すであろう。特に、視覚と触覚を同時に刺激する新しい体験の提供という点で、独自性と卓越性が際立ち高い評価につながった。
引用元:https://www.g-mark.org/gallery/winners/33672?companies=d397dddb-dfd8-409f-bd89-1489ad14e8a5&years=2025

<本プロジェクトの受賞実績>

アワード名受賞実績
2021年度東京ビジネスデザインアワード最優秀賞
GOOD DESIGN AWARD 2025グッドデザイン賞
おもてなしセレクション 2024年受賞

株式会社博展について

代表者:代表取締役 会長執行役員 CEO/田口 徳久、代表取締役 社長執行役員 COO/原田 淳
所在地:〒104-0031 東京都中央区京橋三丁目1番1号 東京スクエアガーデン20F
設立:1970年3月
事業内容:パーパス「人と社会のコミュニケーションにココロを通わせ、未来へつなげる原動力をつくる。」のもと、多様な“体験”を統合的にデザインし、企業や団体のマーケティング課題の解決に貢献しています。

▶︎公式サイト
コーポレートサイト:https://www.hakuten.co.jp
これからの“体験”を考えるwebマガジン「THINK EXPERIENCE(TEX)」:https://www.hakuten.co.jp/tex

▶︎公式SNS
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▶︎取材に関するお問い合わせ
株式会社 博展 広報・PR担当
E‐Mail:pr@hakuten.co.jp