コンセプトは国際的建築設計集団OMAの重松象平氏が手掛け、クリスマスツリーの照明デザインは加藤久樹デザイン事務所の加藤氏によってデザインされました。
博展は、デザイン、設計、プロダクション、施工、イベントプロデュース・運営計画まで一貫して担当しています。
このイベントは、オーセンティックなクリスマスマーケットを彷彿とさせるアットホームな雰囲気と親しみやすい空間作りを目指しています。
エントランスを彩るゲートは、クリスマスリースを模したプレイフルな見た目にネオンロゴを配置することで、クリスマスらしく、会場の自然とも調和するデザインにしています。
クリスマスマーケットの小屋は、ドイツの伝統的な木組み構造から着想を得ており、国産の杉材を使用した柔らかい質感と、出窓やガーランド電球を使用したアットホームな照明計画で構成しました。さらに、小屋それぞれに対し、屋根の形状や色彩に変化を与えることで、軒を連ねる風景にリズムが生まれ、小さな街並みのような空間を演出しています。
クリスマスツリーは、長野県嬬恋村の生木を使用した11.5mのツリーです。ゲートの中心線上に配置計画し、シンボリックな見栄えを強調しました。土台のフォトスポットは、屋久島の杉材を使用しており、機能に分けて120度ごとに区切られたデザインを特徴としています。
アリーナの大屋根には、400本のイルミネーションがドレープ曲線を描くように配置され、無数の電飾が美しい景観を創出しています。形状と長さはCGとモックアップを用いて検証を繰り返し、最も美しい形状に昇華しました。
12月に開催された麻布台ヒルズクリスマスマーケットは、冬の寒さの中でも来場者の心を温め、アドベント期間を楽しく過ごすことができる特別なイベントとなりました。
※本イベントは終了いたしました。
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