CLIENT ISSEY MIYAKE INC.
PROJECT PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE SS26 Window Display
VENUE PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE 国内外8店舗

PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKEの2026年春夏シーズンのテーマはSERENDIPITY。
都市の中でふと出会う自然の風景や、思いがけない発見のように、日常の中に潜む小さな驚きや出会いをすくい取ったシーズン。
3月は、遠くから見ればひとつの線に見える山並みが、近づくにつれて無数のかたちの集合体として現れる自然の風景から着想を得ている。落ち葉の一枚一枚が異なる形を持つように、「美しい」と感じる輪郭もまた人の数だけ存在する。視点や距離を変えることで、同じ形も異なるシルエットとして立ち現れます。

この考え方を空間へと翻訳するため、服のシルエットをピクセルの集合体として分解し、固定された輪郭から解き放つインスタレーションを構成。
多数のパネルは紙によってつくられており、紙という軽やかな素材を用いることで、空気の流れや重なりによる繊細な揺らぎが生まれ、春の空気のような柔らかな気配を空間の中に持ち込んでいます。
色の層として浮かぶパネルは、遠くから見ると柔らかな山のシルエットのような色のグラデーションを描き、近づくにつれて円形の穴が重なり合う差異の集合体として現れます。視点や距離によって空間の解像度は変化し、服の輪郭は現れたり、曖昧になったりしながら、層の中に溶け込み色の一部に。服は固定された形として存在するのではなく、周囲の色や光と混ざり合いながら、見る場所によって浮かび上がったり消えたりします。
ピクセルの層は、風の流れや山並み、水面の揺らぎのように、有機的な運動をなぞりながら空間の中に広がり、 場所や立ち位置によって透過や密度が変化し、服のシルエットはひとつの輪郭ではなく、変化し続ける現象として立ち上がります。

SERENDIPITYというテーマのもと、偶然の出会いや視点の変化によって生まれる発見を、軽やかな紙の層によって空間化したディスプレイです。

CREDIT
インスタレーションアーティスト / デザイナー 布川 光郷
デザイナー 川西 真央
プロダクトマネジメント 小川 翔太
プロデューサー 原 枝里佳