第9回 ワールドデンタルショー2023 「MORITA MUSEUM」

歯科医療機器の販売から開業・経営コンサルティング、医療情報提供まで行う、歯科専門商社の株式会社モリタは、4年に1度開催されるワールドデンタルショーに出展しました。

本出展に際し、例年行われているデンタルショーの出展方法とは異なる、ブランディングのための場として展示内容をイチから考え、空間設計を行っていきました。

モリタさまとヒアリングを重ねるうち、モリタブランドを訴求するにあたり、これまで上手く伝わっていないことが明確になりました。それは、ほとんどの製品が自社で圧倒的なこだわりを持ってもってつくられていること。
よって、今回は製品だけでなく、その背景に焦点を当てました。
誰のどのような想いで、過程で、製品がつくられているのか。
もっとモリタのことを知ってもらい、ファンになっていただくために、ブランディングの場として空間設計を行う
必要がありました。
それを実現するためにも、モリタさまの社員、特に開発者や製作者と関係を築き、一緒に場を創ることを目指しました。
いつもの展示では見えていない部分に焦点を当てるため、モリタの製品がどのようにつくられたか、製造工程の見学や開発者のこだわりなどのヒアリングを行っていきました。

それらを踏まえ、
①製品をパーツごと分解
②開発秘話やプロセスを紹介
③内部機構を透過させる
④製品に込められた寸法を通して設計のこだわりを魅せる
などを用いて 「見えないを魅せる」展示を行いました。
マインドセットしてもらうエントランスシアター、モリタの精神をインプットしてもらうためのコア展示、こだわりを訴求する9つのコーナーを設けたMUSEUMとして空間をまとめてました。
いくつかの体験できるコンテンツを用意し、ただ見るだけのMUSEUMではなく、
能動的に参加し、記憶に定着してもらうための工夫を行いました。