CLIENT カナデビア株式会社
PROJECT In the world tree
VENUE 大阪・関西万博(EXPO2025) 未来社会ショーケース事業 フューチャーライフ万博「未来の都市」パビリオン

大阪・関西万博(EXPO2025)において2025年4月13日~10月13日の開催期間、「未来の都市」パビリオンにて出展。
本プロジェクトでは、企画設計、体験設計、空間デザイン、施工、ユニフォーム制作、開催期間中の運営などトータルで担当しました。

出展エリアは「環境・エネルギー」。カナデビアの使命「技術の力で、人類と自然の調和に挑む」を体現すべく、「サーキュラーエコノミー」実現の技術・社会システムをクリエイティブへと昇華。EXPO2025という特殊な場所で同社ならではの体験価値を創り出すためエネルギーとなる資源循環を地球(ガイア)のいのちとして循環させる究極の「サーキュラーエコノミー」を目指すコンセプトを策定しました。

クリエイティブコンセプト「In the world tree」。人の幸せが地球の幸せへ。人のエナジーが地球のエナジーへ。カナデビアの技術で「幸せな未来」を創る。

すべての世界、人々に知られている「世界樹」を象徴とし、未来社会におけるサーキュラーエコノミーをクリエイティブ設計をしました。
空間のベースをミラーで構築。「現在という時間軸」と「未来の都市という未来空間」を映し出すことで時の間(はざま)を創造。象徴造作となる世界樹は、未来形成としてのプロセス、フィジカルとサイバーの融合、これらの情報を多面形成としてデザイン。また、同社の製品群が無機質なハード面から有機質な循環を経ていることも本マテリアル選定において重要な基準としています。
世界樹には4つの体験装置「e-motion device」を設置。未来社会における資源循環プロセスを4つのストーリーで構築し、体験者の活動が循環プロセスとリンクする有機的な体験を設計。体験装置と連動した各種設備として集合施設ならではの音の影響に配慮した指向性スピーカー、空間を包み込む床面LEDモニターとLED照明、そして、未来の都市空間を映し出すミラー、すべての要素が空間全体で体験者をエモーショナルに包み込み、「サーキュラーエコノミー」技術・社会システム実現への期待と一人ひとりの環境・エネルギーへの意識の広がりを体験価値として提供しました。

空間を彩るもう一つの要素となるユニフォームは、環境エネルギーに配慮した高機能繊維「SOLOTEX®」を使用、生地裁断時の廃棄量を削減する「SYN-GRID」も導入。また、採用している生地は、100%リサイクル可能。コンセプト・空間形成に沿ったデザイン性だけではなく、機能性においても着用者が最高のパフォーマンスを発揮できるユニフォームを提供しています。

運営面においては、184日間の対応を万全とするため、多言語対応を含めた運営計画とクライアントスタッフを含めた研修を実施。オープン後においても、日々クライアントとの連携により発生する課題を解決させる運営体制でサポートしました。

本プロジェクト体制の特徴として、博展グループが各専門性を発揮したひとつのクリエイティブとなっています。
(HAKUTEN CREDIT参照)

***フューチャーライフ万博「未来の都市」パビリオンとは***
「未来の都市」は、Society 5.0が目指す未来の都市を提案する場として博覧会協会と12者の企業・団体が共創した「15アトラクションによる未来体験」パビリオンです。

CREDIT
HAKUTEN CREDIT
プロデューサー 秦 篤志
クリエイティブディレクター 池成 高正
デザイナー 北川 須徠 , 小坂 浩三
プロダクトマネジメント 松本 和徳
テクニカルディレクター 藤本 遼太郎 , 森尾 拓斗
実施設計・設計監理 小坂 浩三
制作 株式会社ニチナン
金属加工 株式会社ヒラミヤ
PARTNER CREDIT
コンテンツプロダクション 株式会社IMAGICAコスモスペース
ソフトウェア開発 株式会社ICHIGO
照明 Tokyo Lighting Design LCC
AV機器 株式会社シーマ
ユニフォーム開発 NEUTRALWORKS.(株式会社ゴールドウイン)
オペレーション 株式会社New Wave