CLIENT オーエスジー株式会社
PROJECT JIMTOF 日本国際工作機械見本市
VENUE 東京ビックサイト

タップやドリルなど機械加工用工具メーカーであるオーエスジー株式会社(以下、OSG社と略)。
環境配慮型の工具をプロデュースするタイミングでもあったことから、
JIMTOFを通して来場者や様々なステークホルダーに対して環境への取り組みを発信できるよう、環境配慮型ブースにしたいとのご要望を頂き、デザインから施工、会期後のリユース・リサイクル計画までを担当しました。

我々は、誰でも使えるリユース部材を使用して、OSGならではの独自性を持つブースをご提案。
リユース部材を使用しながらも細部までデザインすることで、他社と差別化された高い環境性とデザイン性を両立したブースを目指しました。

高さ6mまで造作可能なJIMTOFにおいて、あえて高さを3mに抑えることで造作物の削減と施工時間の短縮を実現し、環境性と施工性を向上。
また、3m以下のマテリアルやサインの質を上げることで、6mのブースにも負けない存在感と高いデザイン性を有するブースを表現。

メインのマテリアルに「パンチングメタル」と「ガルバリウム鋼板」を採用することで「木工+表具」が多い他社ブースと差別化。
パンチングメタルの留め具や照明器具の取付部材を開発するなど細部までデザインすることで、リユース部材を使用しながらも高いデザイン性を実現し、CNの取り組み等のお問い合わせにもご説明のしやすい空間をご提供しました。

リユース部材はもちろん、パンチングメタルや留め具などもリユース前提の設計にすることで、会期後はブースの大部分を再利用しています。
リサイクル可能な資材は処理業社と連携し、カテゴライズや数値化することで廃材がどこでどう処理されるかまで見える化を実現しています。

CREDIT
プロデューサー 蛭川加奈子、河田友輔
意匠計画・実施設計  丸山 顕章
プロダクトマネジメント 岡田 まい
製作 河本 朋広 永田 愛夏 神澤 創太