CLIENT 株式会社オーディオテクニカ
PROJECT STARWARS CELEBRATION JAPAN 2025
VENUE 幕張メッセ

『スター・ウォーズ』公式の大型イベントの日本開催版「STARWARS CELEBRATION JAPAN 2025」。
日本で17年ぶりの開催となった本イベントには、3日間にわたって125ヵ国以上、10万人を超えるファンが集結。
本イベントで、“オーディオテクニカ ×『スターウォーズ』”の限定モデルを発売した株式会社オーディオテクニカブースにおいて、博展は企画・デザインから制作施工、当日の運営まで担当しました。

本イベント出展にあたり、
「『スター・ウォーズ』ファンが喜ぶ空間を作る」
「製品の良さを実感してもらい販売に繋げる」
「オーディオテクニカというブランドを印象付ける」
という3つのゴールを設定しました。

①『スター・ウォーズ』は黒澤明などの日本映画や日本文化の影響を受けたシリーズとして知られており、日本文化をモチーフとする全体コンセプトを提案。
さらに、オーディオテクニカのもつクラフトマンシップやアナログの精神を体現するため「日本庭園」という一つの空間を参考にすべきアナログ表現として設定しました。

②ライトセーバーや「ダース・ベイダー」の瞑想室をデザインモチーフに取り入れながら、生の植栽や自然の風合いを活かすマテリアル選定など細部までアナログを追求した設計を行うことで、『スター・ウォーズ』の要素とオーディオテクニカらしさを取り入れるブースデザインとなることを目指しました。

③さらに、製品開発におけるオーディオテクニカのこだわりや想いを余すことなく伝えるため、製品の持つ価値を最大化するリアル体験コンテンツを制作。
ハウジング部分に「ダース・ベイダー」の蒔絵が施された世界に10台しかないウッドヘッドホンは、こだわりの音響設計を実感いただけるよう、「ダース・ベイダー」の瞑想室を想起させる茶室に模した試聴スペースで外界と区切り、音に向き合う空間を作り上げました。
茶室の障子部分にはLEDディスプレイが仕込まれており、茶室内でヘッドホン試聴体験が行われると、「ダース・ベイダー」の闇堕ちを表現した映像が流れ、空間全体に散らされたライトセーバーを模した照明で演出がかります。

『スター・ウォーズ』のファンが心惹かれるフックを作りながら、空間全体を通してオーディオテクニカというブランドを感じてもらう体験を作り上げました。

CREDIT
プロデューサー 神岡 舞 , 政田 凌
プランナー 阿部 一美
空間デザイナー 岡田 貴一
グラフィックデザイナー 谷口 哲哉
テクニカルディレクター 森尾 拓斗
クリエイティブエンジニア 吉原 悠人 , 晏 舒揚 , 山田 翔一
映像デザイナー 瀬戸 真人
プロダクトマネジメント 近藤 芳観
制作 増田 奈生子 , 宮嶋 聡
写真 荒井 章(Nacása&Partners Inc.)
動画 こじまぽん助 (株式会社Saturation)

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株式会社オーディオテクニカ
スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025

『スター・ウォーズ』の世界観とオーディオテクニカのブランドを表現した「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」の展示デザイン(前編)

2025年4月18日〜20日の3日間、幕張メッセにて開催された「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」にて、博展は日本の音響機器メーカー・オーディオテクニカが手掛ける『スター・ウォーズ』をモチーフにした製品の販売をするブースのデザインを担当しました。 『スター・ウォーズ』は黒澤明などの日本映画や日本文化の影響を受けたシリーズとして知られており、博展チームは日本文化をモチーフとするブースデザインを提案。そのなかでも、オーディオテクニカのブランドを表現するためのコンセプトの立案は、本プロジェクトにおける重要なプロセスとなりました。…

Oct. 2025