CLIENT 株式会社 豊田自動織機
PROJECT Japan Mobility Show 2025
VENUE 東京ビッグサイト

豊田自動織機のJapan Mobility Show出展において、企画、空間デザイン、展示デザイン、コンテンツ制作、ユニフォーム選定までを一貫して担当しました。

JMS出展にあたり求められたのは、豊田自動織機らしく未来を表現するとともに、モビリティショーにふさわしい新たなデザインの創出でした。

開発中マテリアルの採用
課題を達成するための表現を模索する中で、日東電工が開発中であった「レイクレア」というシートに着目しました。
この素材は、透明アクリルやガラスに貼り、エッジに光源を当てることで、エッジだけでなく、本来は発光しないはずの透明面までもが光を帯びる特性を持っています。
透明面の透明感を損なうことなく光を与えられるため、豊田自動織機らしい洗練された美しさを保ちながら光を制御し、動きを生み出すことで未来性を表現できると考えました。
さらに、透明な光を重ねることで奥行きと深みが生まれる特性を活かし、100年にわたる歴史の積層を象徴的に表現することも意図しています。

WIN-WIN-WINの取り組み
本プロジェクトは、三社にとって価値ある挑戦となりました。
豊田自動織機および博展にとっては、目指すデザインを実現するための決定的なマテリアルとの出会いとなり、日東電工にとっては、開発中プロダクトの可能性を実証する実験的なアウトプットの場となりました。
プロトタイプの可能性を空間として具現化し、その成果を他案件へと展開することにもつながっています。
本取り組みは、素材開発と空間デザインを横断しながら新たな体験価値を創出する、博展ならではのプロジェクトとなりました。

生成AIコンテンツ
来場者が
 「何を運ぶか」
 「どこの誰へ届けるか」
 「どのパワーユニットを使うか」
 を選択すると、その組み合わせをもとにAIが「未来のモノの移動」をテーマとしたモビリティのイラストを即時生成する体験コンテンツを制作しました。
生成されるビジュアルは、織機に由来する「糸をつなぐ」技術へのオマージュとして、一筆書き風の線画で表現しています。完成したイラストはブース正面の3面大型モニターに表示され、他の来場者が生成した線とつながりながら、会期を通じてひとつの大きなビジュアルへと発展していく構成としました。

CREDIT
プロデューサー 河田 友輔 , 本間 一翔 , 高田 佳弥
デザイナー 丸山 顕章
設計 岡村 加代
テクニカルディレクター 笈川 岳 , 金 兌妍
クリエイティブエンジニア 石田 将也
グラフィックデザイン / ユニフォームデザイン 川崎 葉月
照明演出ディレクション 竹島 千尋
照明演出シミュレーション 勝俣 暸勉 , 竹島 千尋
プロダクトマネジメント 長井 亮太
制作 永田 愛夏 , 松下 建介
サイングラフィック 渋谷 友美
素材協力 日東電工(RAYCREA)
照明演出システム Tokyo Lighting Design合同会社