日本最大級の空間デザイン賞 “日本空間デザイン賞”で「銀賞」も獲得

 株式会社 博展と資生堂クリエイティブ株式会社(以下「資生堂クリエイティブ」)との共創プロジェクト「生きる地層」が、国際的に権威のあるオランダの空間デザイン賞「FRAME AWARDS 2023」のRETAIL‐Window Display部門にて、部門最高賞のWindow Display of the Yearを獲得いたしました。

 なお、当プロジェクトは、日本最大級の空間デザインアワード「日本空間デザイン賞2023」のショーウインドウ&ビジュアルデザイン空間部門において「銀賞」も受賞しています。

■受賞作品「生きる地層ーLiving Strataー」について

  “生きる地層”は、資生堂の創業150 周年の節目を迎えた2022年に、資生堂の社名の意味を改めて考え、表現した作品です。

 「資生堂」という社名の由来である易経(えききょう)※の一節「至哉坤元 万物資生」(大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか。すべてのものは、ここから生まれる)という言葉に着想を得て、創業から積み重ねてきた年月と大地の雄大さを本物の地層を用いて表現しました。地層を大地が生きてきた時間そのものと捉え、その生命力を表現することで、見る人の根源にある心を震わせるようなウィンドウアートにしたいと考えました。

 「力強いバックグラウンドがあるプロジェクト」「大地の美徳を賛美するブランドの価値観を反映している」など、FRAMEの審査員から背景にあるストーリーや、本物の地層で表現した大地の生命力などが高く評価されています。

※易経(えききょう):中国古典の儒教四書五経の一つ。五経の筆頭に置かれる儒教の経典。

▼制作プロセスをまとめた動画はこちら

▼受賞に寄せて(デザイナー 布川 光郷)

本物の地層を剥ぎ取り、ウィンドウアートに昇華させるというチャレンジングなプロジェクトでした。何十万年もの積層によって形成された地層を見ると自然との共存のあり方を考えさせられます。

博物館の方々の協力もあり、地質学や考古学の観点を交えたことで化学反応が起き、今までにない作品を作ることができたと思います。

ご協力いただいた関係者の皆様ありがとうございました。

▼本プロジェクトの受賞実績一覧

FRAME AWARDS 2023:Window Display of the Year(RETAIL‐Window Display)

・日本空間デザイン賞2022:
 銀賞(ショーウインドウ&ビジュアルデザイン空間)
 サステナブル空間賞 2023

▼プロジェクトメンバー
[資生堂クリエイティブ]
Creative Director:信藤 洋二
Art Director / Designer:金内 幸裕

[HAKUTEN]
Designer: 布川光郷 / 藤原慧茉 / 中榮康二 / 中里洋介 / 伊藤愛希 / 鈴木慧 / 諸戸里帆
Producer:楯誠志郎
Technical Directior:熊崎耕平
Constructor:新宮海生 / Chiawen Lin

▼受賞アワードについて

・FRAME AWARDS
FRAME AWARDSとは、インテリア / デザイン / 建築情報を網羅し、空間デザイン誌において世界的に権威のあるインテリアマガジンFRAMEが主催する、国際的な空間デザイン/インテリアデザインの賞です。

・日本空間デザイン賞
日本空間デザイン賞は、一般社団法人 日本商環境デザイン協会と一般社団法人 日本空間デザイン協会が主催する、空間デザインの価値を未来へ繋ぐために設立された日本最大級のデザインアワードです。

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社 博展 経営戦略局 村松(むらまつ)
E-mail : info-marketing@hakuten.co.jp