当社は、株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 石塚 純晃)と共同で、生活者を対象とした「グッド・ライフに関する意識調査」を実施し、そのリサーチ結果を本日、主催する「サステナブル・ブランド国際会議2018東京」(東京・台場)において発表しました。
世界12都市で開催されている「サステナブル・ブランド国際会議」の今年度のテーマは、「REDEFINING THE GOOD LIFE:“グッド・ライフ”の再定義」です。昨年5月にデトロイト、11月にバンコクで開催された「サステナブル・ブランド国際会議」では、各国の「グッド・ライフに関する意識調査」のリサーチ結果が共有されました。今後もすべての開催都市で本調査を行う予定で、日本でも今回、「サステナブル・ブランド国際会議2018東京」の開催に先駆けて意識調査を実施することにいたしました。
「グッド・ライフ」に対する意識は大きく変わろうとしています。生活者は、これまでの「モノの豊かさ」だけでなく、家族との絆、社会との関わりを重要視する傾向にあります。ひところの「アメリカン・ドリーム」に象徴されるような「物質的な豊かさ」だけでなく、「精神的な豊かさ」も備わって「より良い生活」が語られるようになっています。
一方で、2015年9月に国連で採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」に掲げられるように、社会課題の解決に向けた企業の取組みが注目されています。社会の要請を受けて、経営戦略の中核に「サステナビリティ(持続可能性)」を据える企業が増えてきています。
本調査は、生活者が求める「グッド・ライフ」実現のために企業・団体は何ができ、どうあるべきかを考える際の重要な指標となるはずです。
調査概要
2018年1月に、全国の18~75歳の男女2,240人に対しインターネットでの定量調査を実施し、グッド・ライフの実現度や実現のための重視項目、また製品・サービスへの評価を聴取しました。さらに、別の調査で、16~59歳の2,122人の男女から、グッド・ライフを送る上で重要なものやエピソード、グッド・ライフを表す写真を収集しました。
インテージ社からのコメント
今回は第1回目のグッド・ライフ意識調査ですが、全体としては、「健康」で「シンプル」な日常の幸せへの重視度が見て取れます。エピソードや写真からは、「人とのつながり」といったキーワードも浮かび上がってきました。SB国際会議のプレナリー(基調講演)では、ライフステージや年代による差異や、US、タイの結果との比較についてご紹介しました。デジタル化社会で、我々は日本人の価値観に何をどう訴えていくのか。意識調査の結果は、2日間に渡る「日本の生活者にとってのグッド・ライフ」を再定義するためのディスカッションの起点となります。
サステナブル・ブランド国際会議について
「サステナブル・ブランド(以下SB)」とは、経営の根幹に「サステナビリティ(持続可能性)」を取り入れ、自社の競争力とブランド価値を高める取り組みです。この主旨に基づき、多くの企業関係者や識者が議論を重ねる「サステナブル・ブランド国際会議」が2006年にスタートし、今年度も世界11カ国12都市で開催します。
日本で第2回目の開催となる「サステナブル・ブランド国際会議2018東京」は2018年3月1日、2日の2日間、ヒルトン東京お台場(東京・六本木)で開催します。50を超えるセッション、143名の国内外のスピーカーが登壇します。
基調講演には、サントリーホールディングスの新浪 剛史 社長や、オムロンの立石 文雄 会長をはじめ、SBに賛同する多数の講演者が登壇。SBの創始者であるコーアン・スカジニア(SLM社)をはじめ、海外からも多くの講師を招聘しています。
2日間に渡るセッションでは、開催テーマの「REDEFINING THE GOOD LIFE:“グッド・ライフ”の再定義」を掘り下げるほか、国連が2015年9月に採択した「SDGs」、注目が集まる「ESG情報発信」や「インターナル・ブランディング」、「マーケティング」、「働き方改革」など多彩なテーマを取り上げます。
サステナブル・ブランド国際会議2018東京 公式サイト URL
http://www.sustainablebrands.jp/event/sbt2018/
本件に関するお問い合わせ先
SB Tokyo 運営事務局 (株式会社 博展内)担当:古閑、小松
TEL:03-6821-4815 FAX:03-6278-0078
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