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真崎 大輔 プランナー

「正しいだけじゃ面白くない」
驚きを設計するプランナーの仕事

PROFILE
2012年新卒入社。プラニング1課長。ToC向けのイベントプロモーションから企業のブランディングや店舗の長期運用まで幅広くプランニングを行う。仕事のリサーチを重ねるうち、ネットストーキングが特技に。

あなたがつくっているものは?

意外性のある道筋。

プランナーの仕事は、人の感情がどう動くか仮説を立てて、企画を設計すること。でも、実際に蓋を開けてみると、こちらの意図した設計を超えたインタラクションが生まれることがあります。本当に面白い企画は、私たちの予想を超えていくものです。そうした意外性も含めてプランニングを行っていきます。世の中には「正しいけど、面白くないこと」ってたくさんあるんですよ。「面白く伝える」ためには、物事を正面から積み重ねているだけではダメで、必ず予想を超えた驚きを提供しなければいけません。

仕事をする上で大事にしていることは?

責任。

「大きい企業に入って、本当にやりたいことやれるのかな?」。学生時代はそう考えていました。博展は有名じゃないけど勢いがあって成長の過渡期。ここなら面白いことができるんじゃないかと思って入社しました。実際、入社してからの8年で仕事の規模は大きくなり、扱う予算も数百万円から数億円へと大きく変わってきました。

3年目ぐらいから、予算とともに自分の裁量も大きくなって、仕事の自由度が高くなりました。同時に面白いものをつくるためにもっと視野を広く持って提案をしていかなきゃいけないと気づいたんです。社外のトップクリエイターと仕事をする機会が増え、より仕事は楽しくなっていきましたね。責任も伴いますが、もっと自由に、いろんなメンバーとものづくりをしていく推進力をつけていきたいな、と今は考えています。

今、夢中になっていることは?

車。

最近、ランドローバーの「ディフェンダー」という車を買ったんです。古いディーゼル車で、しかもマニュアル。世の中がこれだけ便利に、ストレスや手間が少なくなるように変わっていく中で、面倒くさくて手のかかる時代を逆行するような車です(笑)。そもそも長らく車にも乗っていなくて、ペーパードライバーだったんですよ。それなのに、この車を欲しくなってしまったことが自分でも不思議でしょうがないですね。この車で会社の仲間と山登りに行くのが楽しみですね。

あなたの10年後の姿は?

クリエイティブディレクター。

僕自身は現在入社8年目なんですが、これまでの成長を考えると10年後の自分は想像できないですね。今はプランナーという職種なんですが、より広い視点から空間や体験をつくり出すクリエイティブディレクターになっていたいとは思っています。

また、この先数年の間に会社のイメージを変えていけたらなと思います。正直、博展ってダサいイメージがあると思うんですよ。クライアントのプランニングをしているのに、セルフプロデュースが下手なんですよね。会社を垢抜けさせて、かっこいい存在にしていきたいですね。